新しいパソコンを購入するときはどれにしようか色々悩むと思います。今回は、
MacBookを購入しようと思っているけど、まだ決めかねている…迷っている。Macはよくわからない…。
という方に向けて、
私はWindowsユーザーでしたが、今回MacBook Pro を購入しました。以前Macを使っていたことがあったものの、調べてみると新しいMシリーズのチップの登場など、Macのことを知らないことがたくさんありました。
今回は私がMacMacBookProを購入するまでに考えたり調べたりした考察の経緯を、パソコンやMacBookを選ぶ時に考えたポイントも交えて書きたいと思います。
MacBook ProとMacBook Airの簡単な違いや選ぶ基準についてもお伝えします
2024年3月8日、ついにM3 MacBook Airが出たので気になる
パソコンを購入するときに考えたポイント
パソコンを買い替えようと思った経緯
今回MacBookを買う前はWindowsを使っていました。
Windows10を使用していたのですが、使っていたWindowsのパソコンが何週間かずっとWindows Updateに失敗して「最新の状態ではありません!」とエラーが出てるのが軽いストレスになっていました。これを見るたびにセキュリティ的に大丈夫なのか…とドキドキしていました。
また、Windows10のサポートが2025年には終わってしまうのですが、私が使っていたパソコンはWindows11へのアップグレード要件を満たしていませんでした。ですのでサポートが終わるまでにはパソコンを買い替える必要があるので、そろそろ買い替えを考えようかなと思いました。
※Windows10はバージョンごとにサポート期限が違いますが、最後のバージョンの22H2の場合、2025年10月14日にサポートが終了します。(バージョンの確認方法は 歯車のマーク→システム→詳細情報→Windowsの仕様 の所で確認できます。)
↓このようにWindows11にアップグレードできないことを親切にパソコンが教えてくれていました…。
ポイント Windows10のサポートが終わるまでにパソコンを買い替える必要があった
ここからは、パソコン選びでどのように調べたり考えたかを書いていこうと思います。
考えたこと① WindowsかMacか
ご存知のようにパソコンには大きく分けるとWindowsとMacがあります。
Windowsの方がコスパ的に圧倒的に優れているので、こだわりがなければあえてMac を買う必要は全くありません。対応しているソフトもWindowsの方が多いです。Macには対応していないソフトもありますので、ご自分が使っているソフトなどのMacへの対応状況を調べるほうが後で後悔しないと思います。ゲームをする場合も現時点ではWindowsの方が対応ソフトが多いです。
ですが、Macにしか対応していないソフトもあります。動画編集のFinal Cut Proや、音楽制作のLogic Proを使用したい場合は、Macを選ぶ必要があります。
ポイント Windowsの方がコスパがいい。種類もたくさんある。特にこだわりがなければWindowsでいい。
私がなぜMacにしようと思ったかですが、お伝えしたとおりWindowsのUpdateの失敗がずっと続いていることに軽いストレスを感じていました。(パソコンに詳しい方ならエラーに対処出来たみたいですが、私には無理でした…。)私のパソコンの用途は主にイラスト制作ですが将来的に動画編集もと思っていたので、途中まではクリエイターズPCのWindows機も調べていました。ですが、Windowsはたくさん種類がありすぎてどれを選ぶか決められませんでした。今まで使っていたWindows機は、イラスト制作の為に液タブが使ってみたいなと思っていたのでWacomの液タブのWindows搭載機でという明確な選ぶポイントがありましたが、今回は特にそういうのもありませんでした。実はこのWindows機を使う前はMacBookを使っていたので、Mac にも抵抗とかもありませんでした。Windowsを選ぶのははさんざん迷って時間ばかりかかるので、悩むのはやめてMacにしようと思いました。
Macは新しいMシリーズのチップも気になってました。Logic Proも使ってみたくなりました
ここからは、Macを選ぶうえでのポイントを見ていこうと思います。
考えたこと② デスクトップかノート型か
パソコンにはデスクトップとノート型のパソコン(ノートパソコン)があります。
デスクトップの方が冷却性能に優れています。ノートパソコンは機種にもよりますが、重い作業をした時に熱くなってその熱を冷やすためにファンが音を立てて回ったりします(ファンがない機種もあります)。また、デスクトップは基本的に持ち運ばない前提で使用するものです。もし、持ち運んで使いたい場合はノートパソコンを選んだほうが良いです。
デスクトップ機は、モニターやキーボードは付属していないものが多いです。パソコンの周辺機器に詳しくない場合、無限に選択肢があるので調べてから購入する手間がかかりますが、自分好みの周辺機器を揃えたい方には向いています。
Macであれは、デスクトップ型にMacMiniやiMac等があります。MacMiniはコスパがいいですが、モニターやキーボードはついてきません。iMacはモニターもキーボードもマウスもついてきます。
ポイント 持ち運びたい、周辺機器をそろえるのが面倒、ならノートパソコン
デスクトップにした場合、私はパソコン周辺機器に詳しくないので無限に選択肢がありすぎて決めるのが大変な気しかしませんでした。少し調べてみましたが、モニターやキーボードを持っていない場合、買い揃えるとそれなりに金額もかかってきます。モニターやキーボード等がついてくるimacも考えましたが、どうせならM2チップ以上がいいなあと思ったことと、M3はカスタマイズすると高くなるので候補から外すことにしました。そこで私はモニター等の周辺機器を自分で用意しなくてもいいMacBookにしようと思いました。
家の中でも気分を変えて色々なところで作業したい場合、ノートパソコンのMacBookは便利です
MacBookに決まったら、次に考えるべきポイントは、
考えたこと③ ノート型のMacの場合、MacBook ProかMacBook Airか
MacBookにはMacBook Pro とMacBook Airがあります。
本当に簡単に一言で言ってしまえば、MacBook Proにはファンがついていて、MacBook Airにはファンがついていません。
ファンがあると、重い処理をしてパソコンから熱が出たときにファンを回して熱を逃がせます。パソコンにとって熱は良くないとされています。ただ、長時間連続して重い処理の作業をする予定がなければファンがなくても大丈夫です。
次の表はMacBook ProとMacBook Airの主な違いです。他にも比較できる差はありますが、あえてほんの一部だけ簡単に挙げるとこのような差があります。
MacBook Pro | MacBook Air | |
---|---|---|
ファン | 有り | なし |
重さ | 重い | 軽い |
ポート等 | Thunderbolt ポート HDMIポート SDXCカードスロット ヘッドフォンジャック | Thunderbolt ポート ヘッドフォンジャック |
サイズ | 14インチ 16インチ | 13インチ 15インチ |
ポートは変換アダプタやハブ等を使えば増やしたりできるのでこれをMacBook Proにする決め手にしなくてもいいのですが、ハブ等は使いたくない!という場合は、MacBook Proの方が良いかと思われます。
持ち運びを重視するなら、MacBookAirの方が薄くて軽いので、頻繁に持ち歩く予定があって少しでも軽いパソコンがいい!という方はMacBook Airの方が良いです。
さらに、決めるうえで大事なことはどんなことをMacでしようと思っているかです。
MacBook Proはどのモデルを選ぶかでも変わってきますが、基本的にはプロ向けという位置付けです。使用用途が普通にネットサーフィンとか動画視聴や軽い動画編集するだけならMacBook Proはオーバースペックになる可能性があります。特に重たい作業をする予定がなければ、MacBook Airの一番安いモデルでも十分です。
ポイント 動画視聴、ネットサーフィン、軽い動画編集だけならMac book Air の一番安いモデルで大丈夫
考えたこと④ チップ、メモリ等のスペックについて
AppleのホームページのMacBookのページを見ると知らない言葉がたくさん並んでいて、初めて見たら意味がわからないと思います。
ユニファイドメモリ??
MacBookを選ぶときは、チップ、メモリ、ストレージをどれにするか決めます。どれを選ぶかで価格がだいぶ変わります。MacBookは後からメモリを増設とかは出来ないので、購入する時点で自分に最良のスペックを決める必要があります。
チップ
2024年3月初旬時点ではMacのチップはM3シリーズが最新です。最新の機種が使いたい!という場合はM3チップ搭載のモデルということになります。今までにM1やM2シリーズが出ていますが、基本的にM1
M2 M3と性能が良くなります。また、M3 M3 pro M3 maxのようにpro とかが後ろについているほうが何も後ろについていないものより性能が良いです。また、価格も上がります。チップを選ぶ基準ですが、動画視聴、ネットサーフィン、軽い動画編集だけなら M3 のように後ろにproとかがついていないもので大丈夫です。
メモリ
メモリは机の広さに一般的に例えられます。物を机の上に出した時に小さい机より大きな机の方が作業効率が良いですが、パソコンもメモリが多い方が作業をスムーズに行えます。MacBookのメモリは後で増設出来ないので、購入する時にきちんと決めておく必要があります。
Macの説明に××ユニファイドメモリ と書いてあるものがこのメモリです。
メモリは動画視聴、ネットサーフィン、軽い動画編集だけなら一番安い8GBユニファイドメモリで大丈夫ですが、動画編集をしながら同時に複数のアプリを立ち上げたり、4Kの動画編集をする予定がある場合は16GB以上にしておいた方がいいです。値段は上がってしまいますが、メモリは後からは本当にどうにもならないので、最初に16GB以上にしておくほうが安心です。予算に余裕がある場合は、さらに上のGBにするのも良いかと思います。
ストレージ
ストレージはデータを保存しておく場所です。ストレージの容量が多い方がより多くのデータを保存出来ます。
MacBook本体のストレージも後で増設は出来ません。なるべくストレージも大きい方がいいのですが、こちらもメモリと同様に大きくすればするほど値段が上がります。ただ、ストレージは外付けの外部ストレージを使う、という選択肢もあります。
Macの説明で××GB SSDストレージと書いてある部分がこのストレージのことです
動画視聴、ネットサーフィン、軽い動画編集だけなら最安の256GB SSDでも大丈夫ですが、動画編集をする場合は512GB SSDストレージ以上 にした方が安心です。
※購入する時にメモリもストレージもいいものにしようとカスタマイズしていくと、どんどん金額があがっていきます。良いスペックがいいのはもちろんですが、オーバースペックになる可能性をがあります。金額がだいぶ変わってきますので自分の使用用途を考えたうえでどれだけ金額を出せるか、予算とよく相談が必要です。
動画視聴、ネットサーフィン、軽い動画編集だけならM3チップの8GBユニファイドメモリ、256GB SSDストレージで大丈夫(一番安いモデルで大丈夫です。)
私はイラスト制作(Adobeのillustrator、Photoshop)と動画編集(AdobeのPremiere Pro)にも使いたいなと思っていたのでメモリは16GB、ストレージは512GB SSD以上にしようと色々調べた結果に決めました。
画面の大きさ
最新のM3シリーズの場合、MacBook Proには14インチと16インチ、MacBook Airには13インチと15インチがあります。画面が大きいと値段も高くなります。画面が大きいほうが作業しやすいですが、どのように使用するかで必要なサイズが違ってきます。自宅で外部モニターに繋いで使う前提なら小さい画面サイズでもいいですが、外部モニターを使用せずに大きい画面で作業したい場合は、16インチや15インチの大きなサイズを選ぶと良いです。
考えたこと⑤ 新品か整備済製品か
MacBookの新品を安く買いたい場合、Amazonや家電量販店のセール、Appleの初売りセールをチェックする等の方法があります。また、学生さんやその家族の方は学割を使うと新品を安く買えます。
新品でなくても良いならApple認定の整備済製品を購入するという選択肢があります。整備済製品は新品ではありませんが、1年保証もついてきますし、AppleCareにも加入することが可能です。
Apple認定整備済製品はすべて、完全な動作テストを含む厳格なプロセスで再整備を受けており、最大15%引きの特別価格で購入できます。
Apple公式サイトより引用
整備済製品は少し安いのが魅力です。チップがM1やM2でもいいなら、整備済製品を選ぶのも選択肢の一つです。
以上が私がMacBookを選ぶときに考えたり調べたりしたポイントです。結局私は何を購入したかというと、
MacBook Pro M2 pro を購入しました。
私は最終的にMacBook Pro M2 pro 16GB、512SSD 14インチの整備済製品を購入しました。
MacBookProかMacBook Airまで最後まで悩みました。決めた理由は付属している端子の数と種類がMacBook Proのほうが多かったことと、整備済製品のMacBook Pro M2 pro の14インチ 16GB、512SSDと、2024年1月当時で新製品だったMacBook Air M2 の15インチ 16GB、512SSDの価格差が2万円くらいだったからです(値段は2024年1月時点)。それだったらM2 proの整備済製品にしてしまおうと思いました。(新製品のMacBookProのM3チップは高いので選択肢から外しました。)
MacBook Pro はSDXCカードスロットがあるので直接SDカードが使えること、HDMIポートがあるので直接テレビに繋げる!とか思いました。(←MacBookをあえてテレビにつなぐ必要は全くないのですが、外部ディスプレイとして大きい画面で見たいときにいいなあと思いました。)
※MacBook ProはM1シリーズも整備済製品に時々出てましたが、少しでも新しいM2 Proにしようと思いました。
2024年3月にMacBook AirのM3が発売されました。私が選ぶ時点でMacBook Air M3が発売されていればMacBook Air M3にだいぶ気持ちが傾いていたと思います。
MacBook Pro M2 Pro 14インチを使用してみて
- 音が素晴らしいです。個人的には画面の綺麗さはWindowsのWacomのMobile Studio Pro16も同じくらいだと思いますが、サウンドはMacBook Pro M2 Proが圧倒的に良いと感じました。同じ動画を見ても重低音の響き、音の拡がりが素晴らしいです。
- Siriに英語で質問するとSiriのネイティブっぽい英語が聞ける。(これはMacBookでなくても出来ます…)
- 整備済製品を購入するのは初めてだったので、故障しやすいのではないか?、本当に大丈夫なのかなど悩みましたが、色々な人のレビューを調べたりアップルのホームーページの整備済製品についての説明を読んで大丈夫かなという結論に達しました。購入して1か月半ほどですが、普通に使えています。
- 自宅で使っているWi-Fiの通信規格が古かった(セキュリティ的に良くない)ことに気づいた→MacBook ProとWi-Fiを接続した時に、安全でない通信…という警告メッセージが出たので自宅Wi-Fiを見直すきっかけになった。(これは別にMacBook Proでなくても自分で自宅のWi-Fiの通信規格を調べたらわかりますが、Windowsを普通に使っていたら警告とかは出ないので、恐らく私はずっと気づきませんでした。)
※実はこの記事作成時点ではまだWindows機をメインに使用しています。がっつりした重い作業をMacでまだやってないのでM2 proの実力を全く測れておりません。
まとめ
以上が今回私がパソコンを購入する際に考えたりしたことです。
パソコンを選ぶにはメモリやストレージ、モニターの大きさなど考えないといけないことがたくさんあります。知識がない場合調べないといけないので大変ですが、反面、考えて選ぶのは楽しさもあると思います。
2024年3月にはMacBook AirのM3チップが発売されたので、M3の中で今までよりも選ぶ幅が拡がったと思います。MacBookは色もバリエーションがあるので、是非お気に入り一台を見つけてください。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
※ちなみに、Mac book Proを購入してしばらくしてからWindowsのUpdateが上手く出来るようになりました…。なのでエラー等が出ないのでWindows10のWacom Mobile Studio をまだメインで使用しています。Mac Book Proは主に動画視聴でしかまだ使ってません。まだ買う必要なかったような気もしますね…。
最後まで読んでくださりありがとうございました。 ※記事全般は、個人の感想です。
コメント